最近、ますます認知度が高まるiDeCo(個人型確定拠出年金)。税制面での優遇もあり、はじめる方が増えています。
私も、以前、在籍していた会社に企業型DCがあったことがきっかけで始めました。その後、転職によりiDeCoへと移管し、現在まで継続して4年超となりました。
iDeCoの面白みの一つとして、運用実績があります。他人の運用実績が気になる方も、中にはいるかと思います。
今回は、私自身の運用実績を公開していこうと思います。
加入状況について
- 金融機関:SBI証券<セレクトプラン>
- 掛金:毎月23,000円
- 特徴1:eMAXIS Slimシリーズを中心としたバランス投資。
- 特徴2:概ね、株式30%、債券30%、その他40%となるように構成しており、現況ではゴールドの割合がやや高め。
金融機関と商品の選択理由は2つです。信託報酬が低い(かつ優秀)「eMAXIS Slim」があること。私が、SBI証券をメイン証券会社として利用しており、管理しやすいためです。(ちなみに、楽天証券のiDeCoに「楽天VTI(楽天・バンガード・ファンド)」という優秀な商品があり人気があります。)
運用実績(2021年1月)
拠出金累計:835,466円
資産残高:939,070円
損益:103,604円
損益率:12.4%
ここまでの経過
コロナの影響で2020年3月に大きなドローダウンがありました。これは当時の株式市場の影響が大きかったためです。その時で、損益率-3.4%でした。ドローダウン時の画像がなく申し訳ないのですが、記憶では、国内外の株式関係の損益率は大きくマイナス。しかし、ゴールドの損益率が+35%前後あり、孤軍奮闘していました。全体がマイナスとなっても、特に焦ってスイッチングはせず、掛金の配分割合のみ調整していました。結果論ですが、私の場合、選択商品がやや多く、分散投資となっていますので、損益率のマイナスも比較的小さな振り幅に収まったように思います。
翌月の4月には概ね損益率±0まで戻し、その後は順調に推移しています。
今後について
今後、維持もしくはさらにプラスになるに越したことはありませんが、私の場合でも、まだ20年近く運用する必要があり、現在の損益率はあまり意味がないと考えています。
iDeCoの本質は「年金」です。年金は将来のための貯蓄であるため、元本割れだけは極力避けたいところです。そうなると、iDeCoの運用は攻守で言えば、守り寄りの運用の方が向いています。(ただし、年齢やライフステージによっても変わります。)
そして、長期投資となるため、運用中、今回のコロナ禍のような景気の浮き沈みは、必ず数回は経験することになります。そのような時も、あまり慌てず、あくまで長期投資目線は忘れずに対応していくことが大切です。
具体的には、頻繁なスイッチングはあまりオススメしません。利益確定時などのスイッチングなど、タイミングによっては効果的ですが、その場しのぎの慌てたスイッチングは、結果的に損を招く可能性もあり、慎重な判断が必要となります。また、信託財産留保額による経費倒れにも注意する必要があります。手を加えるなら、掛金配分割合の調整をしたほうがよいと個人的には考えます。
様子をみながら、今後も時々、公開していくかもしれません。
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